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天火同人の初爻変、天山遯に之く

 

【読みかた】

・てんかどうじん の しょこうへん、てんざんとん に ゆく

 

【キーワード】

・天火同人:協力

・天山遯:退却

 

【表面に表れたヒント】

・同じ考えをした者が周りに集まってくる。類は友を呼ぶ。

・常識にとらわれず、また小異にこだわらず、今は果敢に進むべき時である。

・好機を逃してはならない。

 

【ヒントを解釈する指針】

・これまでの自分の殻から抜け出すこと。手法を変えてみるとよい。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・「遯」とは退くこと、身を引くことを示す。進むか去るか、決断をしなくてはならない。

・歩む道に気を配ること。いかなる道を歩もうとも天は全て見ている。

 


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火天大有の初爻変、火風鼎に之く

 

【読みかた】

・かてんたいゆう の しょこうへん、かふうてい に ゆく

 

【キーワード】

・火天大有:大いなる所有

・火風鼎:大きな鍋、安定

 

【表面に表れたヒント】

・太陽がいっぱい。今は進むことだけを考えればよい。

・しかし油断は禁物である。

・得意の時を冷静に受け止めるならば、勢いはますます加速する。

 

【ヒントを解釈する指針】

・大いなる保有はとかく人を傲慢にする。用心しないと周りの妬みを買ってしまう。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・新しきを取り入れ古きを取り去り、常に調整すること。

 


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地山謙の初爻変、地火明夷に之く

 

【読みかた】

・ちざんけん の しょこうへん、ちかめいい に ゆく

 

【キーワード】

・地山謙:謙遜、柔和な人

・地火明夷:暗闇、敗北、失敗

 

【表面に表れたヒント】

・自慢は百害あって一利なしである。

・周りは笑って聞いているが、内心では苦々しく思っている。

・態度を控えめにし、謙虚でいることで事態は好転する。

 

【ヒントを解釈する指針】

・力があっても驕ることなく常に謙虚でいれば、大抵のことは成就する。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・能ある鷹は爪を隠す。過度の才気は時として禍の原因となる。

 


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雷地豫の初爻変、震為雷に之く

 

【読みかた】

・らいちよ の しょこうへん、しんいらい に ゆく

 

【キーワード】

・雷地豫:熱意、積極性

・震為雷:奮起させるもの、活発

 

【表面に表れたヒント】

・芽がようやく出てきて、季節に例えるなら時はあたかも春である。

・皆の心を一つにまとめやすい。願ってもない好機である。

・この勢いを維持しなければならない。しかし、陽気は移りやすい。

 

【ヒントを解釈する指針】

・他人をあてにしていると、その内困窮することになる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・突然の雷鳴におののくが、それが過ぎれば自分のことを棚に上げて他人の慌てぶりをあざ笑う。しかし、笑っている場合ではない。次にまたいつその雷鳴が来るかもしれない。

 


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沢雷随の初爻変、沢地萃に之く

 

【読みかた】

・たくらいずい の しょこうへん、たくちすい に ゆく

 

【キーワード】

・沢雷随:従う

・沢地萃:集まる

 

【表面に表れたヒント】

・人々が悦んで従い、集まってくる。

・しかし、相手をよく見ないといけない。

・中には好ましくない者も混じっている。

 

【ヒントを解釈する指針】

・これまでのやり方を思い切って変えなくてはならない。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・人も物も不思議と集まってくるが、あまり多すぎるとバランスを崩し、全体が傾いてしまう。

 


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山風蠱の初爻変、山天大畜に之く

 

【読みかた】

・さんぷうこ の しょこうへん、さんてんたいちく に ゆく

 

【キーワード】

・山風蠱:腐敗

・山天大畜:大きな抑制力

 

【表面に表れたヒント】

・リズムが狂い出し、何をやってもちぐはぐとなる。

・それは、手を打たなくてはならないのに今まで放置していたからである。

・一から出直すよい機会。

 

【ヒントを解釈する指針】

・傷が大きくならない内に手を打てば咎めなし。但し、事態を甘く見ないこと。

・過去の失敗を悲しんでいる場合ではない。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・力を蓄えている相手の勢いを抑えるのは容易ではない。

 


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