易占に関する私の考え方については「はじめに」をご覧ください。ここでは「易占で粒焼(易粒:えきつぶ)」の使い方(占筮の方法、易の立て方)について簡単に説明いたします。
使い方といっても極めてシンプルで、「占筮 -易を立てる- 」のページの「占筮ボタン」をクリックするだけ、というものです。クリックすると、用意された64の卦辞(かじ)とそれぞれの6つの変爻を組み合わせた合計384のファイルにランダムで飛ぶという、極めて簡単なものです。深く考えず、ヒントが欲しいと思うことがらをを念頭において、気楽にクリックしてみてください。
そんなやり方でいいのか、略筮法(りゃくぜいほう:筮竹を用いる方法)や擲銭法(てきせんほう:硬貨を用いる方法)など、本格的な占筮の方法を用いなくてよいのか、という声もあるかもしれません。しかし、易占で大切なのは占いの方法ではなく、結果として現れる精神にあります。そうであれば、ヒントの出し方はこのような簡単なもので十分でしょう。
「はじめに」にもありますように、易占は相対的なこの世を生きていく上でのヒントを与えてくれるものです。どうなるか(絶対的な結果)を示すものではなく、どうすればいいのか(相対的な関わり方)を気づかせるためのものです。そして、その答えは自分自身の内に秘められています。
卦辞に表れるヒントをどのように解釈するか、それはひとえに易を立てた者次第です。ヒントにしないことをも易は許容しています。あまり考え込まず、直観に従って素直にご自身の心の声を聞くようにしてみて下さい。
なお、ブログならではの機能であるカテゴリ、関連記事の表示を利用することで、易を立てた際に他の卦辞を観ることもできるようにしています。本来ならば、易を立てたその卦辞を観れば足りるのですが、その時の心境や状況などによって、ふと気になった他の卦辞を参考程度に観てみても面白いかな、と思い、あえてそのようにしています。その点、ご留意ください。
【参考文献】※広告が含まれます
1.易経実践 変化の書
ISBN 4-8381-0147-3
河村真光 著
本体 3,107円
光村推古書院
※易粒の卦辞はこの書籍を参考にさせていただいています。
2.易経入門
ISBN 4-8381-0138-4
河村真光 著
本体 1,748円
光村推古書院
河村真光 著
本体 2,800円
光村推古書院
※上記1.2.の合冊改訂版です。
ISBN 4-382-04887-7
ジョセフ・マーフィー 著 しまずこういち編訳
本体 1,942円
産能大学出版部