タグ:上爻変

沢山咸の上爻変、天山遯に之く

 

【読みかた】

・たくざんかん の じょうこうへん、てんざんとん に ゆく

 

【キーワード】

・沢山咸:感化、求愛

・天山遯:退却

 

【表面に表れたヒント】

・物事の始まる時。

・すべては無心に感じることで始まる。

・正しい感応でないと感動はすぐに冷めてしまう。

 

【ヒントを解釈する指針】

・雄弁は銀、沈黙は金。口の巧い者に警戒すること。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・最善の選択は、あっさり背中を向け、即刻退くことである。

 


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雷風恆の上爻変、火風鼎に之く

 

【読みかた】

・らいふうこう の じょうこうへん、かふうてい に ゆく

 

【キーワード】

・雷風恆:持続

・火風鼎:大きな鍋、安定

 

【表面に表れたヒント】

・継続は力なり。

・これまでのやり方、方法を維持した方がよい。

・問題があっても変更しない。不安になるだろうが、心配することはない。

 

【ヒントを解釈する指針】

・左右に揺れてふらついている。移り気がついには身を破る。

・穏やかな心を保つように心掛けること。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・せっかくの料理も食べる前にひっくり返せば何もならない。

 


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天山遯の上爻変、沢山咸に之く

 

【読みかた】

・てんざんとん の じょうこうへん、たくざんかん に ゆく

 

【キーワード】

・天山遯:退却

・沢山咸:感化、求愛

 

【表面に表れたヒント】

・核心から遠ざかること。

・身を引くことによって事態は好転する。

・一刻も早い方がよい。

 

【ヒントを解釈する指針】

・問題から離れ、係累(扶養すべき家族の意)の煩わしさからも解放される。努力が報われる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・打算も邪念もなく心から感応し、今や悠々自適の境地にある。それは結局退くべき時を見誤らなかったからである。

 


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雷天大壮の上爻変、火天大有に之く

 

【読みかた】

・らいてんたいそう の じょうこうへん、かてんたいゆう に ゆく

 

【キーワード】

・雷天大壮:大きな力

・火天大有:大いなる所有

 

【表面に表れたヒント】

・草木が一斉に芽吹くように今は勢いが強い。

・しかし、意気壮んな時は平常心を失って勇み足となりやすい。

・勝って兜の緒を締めよ。慌てず泰然と取り組めばよい。

 

【ヒントを解釈する指針】

・壮んな勢いはすでにない。見果てぬ夢を追わずに現実をしっかりと直視すること。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・好調であればとかく驕慢となり無用な軋轢を作り出してしまう。今は基礎固めの時であり、内容の充実を計るべきである。

 


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火地晉の上爻変、雷地豫に之く

 

【読みかた】

・かちしん の じょうこうへん、らいちよ に ゆく

 

【キーワード】

・火地晉:進歩

・雷地豫:熱意、積極性

 

【表面に表れたヒント】

・事態がようやく明らかになる。努力が報われる。

・今は昇り進む時であり、その報いを自信をもって受け取ればよい。

・しかし、あくまでも謙虚に着実に進むこと。

 

【ヒントを解釈する指針】

・放っておけばよい妨害まで一々気にしていては先に進めない。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・次第に活気が出てくる。去る者は追わず、来る者は拒まず。しかるべき人物を上に仰ぎ、事を起こすとよい。

 


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地火明夷の上爻変、山火賁に之く

 

【読みかた】

・ちかめいい の じょうこうへん、さんかひ に ゆく

 

【キーワード】

・地火明夷:暗闇、敗北、失敗

・山火賁:恩恵

 

【表面に表れたヒント】

・日が沈み辺り一帯は闇に包まれている。まるで見通しが立たない。

・疑心暗鬼となり力を発揮することができない。

・傷心の時であり、今はひたすら耐えるしかない。

 

【ヒントを解釈する指針】

・ない知恵をあるかのように装ってもいずれは化けの皮がはがれる。失敗して悔やむことになる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・表面に惑わされ隠れた実体を見過ごすと思わぬ落とし穴が待ち受けている。

 


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