水天需の上爻変、風天小畜に之く

 

【読みかた】

・すいてんじゅ の じょうこうへん、ふうてんしょうちく に ゆく

 

【キーワード】

・水天需:待つ、好機到来

・風天小畜:抑制

 

【表面に表れたヒント】

・ひたすら待つ。しかし、意味もなく漫然と待つのでは正しく待つことにはならない。それは単に無気力で怠惰な姿勢である。それでは転機は訪れない。

・はやる気持ちを抑え準備万端整えて積極的に待つならば好機の到来は近い。水気は蒸発して雲となり天空を覆っているが、今に慈雨となって降り注ぐ。

・チャンスをつかむ絶好の機会を目前にしている。

 

【ヒントを解釈する指針】

・思わぬ人からの助言がある。素直に耳を傾けなければならない。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・小休止、ささやかな停滞の時である。何かをしようとしても力不足である。