タグ：47 沢水困の記事一覧

 

【読みかた】

・てんすいしょう　の　じょうこうへん、たくすいこん　に　ゆく

 

【キーワード】

・天水訟：争い

・沢水困：苦難、困窮

 

【表面に表れたヒント】

・予想もしなかった事が生じる。上からは押さえつけられ、下からは足もとをすくわれそうになる。

・心ならずも争い事に巻き込まれてしまう。正面から強引に突破するのは危険である。また、勝ったとしても後には結局何も残らない。

・言い分があってもそれは通らない。第三者に相談し転機を待つのがよい。

 

【ヒントを解釈する指針】

・労多くして功無し。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・困窮、進退窮まる。いかにも苦しい状態である。何を言ったところで通らないし、言えば言うほど事態は悪化する。

 

 

【読みかた】

・たくふうたいか　の　さんこうへん、たくすいこん　に　ゆく

 

【キーワード】

・沢風大過：大きな重荷

・沢水困：苦難、困窮

 

【表面に表れたヒント】

・荷を満載した船で荒れて危険な川を渡ろうとしている。

・伸るか反るか、やってみないことには分からない。

・乗り切ることによって初めて展望が開けてくる。

 

【ヒントを解釈する指針】

・自信過剰は見えるものも見えなくしてしまう。過度な自信は災いの元となる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・陽が陰に覆われ、有るべきものが無く、困窮を極めて進退極まってしまう。

 

 

【読みかた】

・かんいすい　の　しこうへん、たくすいこん　に　ゆく

 

【キーワード】

・坎為水：水、底知れないもの

・沢水困：苦難、困窮

 

【表面に表れたヒント】

・状況は険しい。

・一難去ってまた一難。しかし、焦ってはならない。

・やり方次第で災いは福となる。

 

【ヒントを解釈する指針】

・非常時には非常識も必要となる。何でも試してみること。発想の転換が大切である。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・困窮のどん底にいるが、これ以上悪くなることはない。

 

 

【読みかた】

・らいすいかい　の　ごこうへん、たくすいこん　に　ゆく

 

【キーワード】

・雷水解：解放

・沢水困：苦難、困窮

 

【表面に表れたヒント】

・難問が解決する。この好機を活かすこと。

・残っている問題はこの機会に片づけてしまうこと。

・解決したならば後は余計なことをしない。

 

【ヒントを解釈する指針】

・焦ってはならない。対策は他にもまだ残されている。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・困窮の時は口を閉ざす方がよい。いくら弁舌をふるったところで事態の好転には繋がらない。むしろ遠ざけてしまう。

 

 

【読みかた】

・たくちすい　の　にこうへん、たくすいこん　に　ゆく

 

【キーワード】

・沢地萃：集まる

・沢水困：苦難、困窮

 

【表面に表れたヒント】

・人や者が集まり大いに賑わう。

・来る者は拒まず、去る者は追わず。

・しかし、集まりすぎると予期せぬ問題も多くなるので注意すること。

 

【ヒントを解釈する指針】

・類は類をもって集まる。互いにそれぞれを引き上げる。意外な果報がもたらされる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・困窮の中で知り合った仲間ほど頼りになる者はいない。

 

 

【読みかた】

・たくすいこん　の　しょこうへん、だいたく　に　ゆく

 

【キーワード】

・沢水困：苦難、困窮

・兌為沢：悦び、楽しいもの

 

【表面に表れたヒント】

・困窮する。しかし、どこにも逃げ道はない。

・苦しい時は何をしてもさらに苦しくなるだけである。

・言い訳をしないこと。さもないと余計事態は悪化する。時を待つしかない。

 

【ヒントを解釈する指針】

・苦難のどん底にいてかなり苦しい。しかし、焦れば焦るほど事態は悪くなる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・本当の悦びは棚からぼた餅式では得られない。あくまで自ら探し求めて手に入れるものである。逆境のときこそ、それを見出す好機である。

・出かけていき、よい相談相手を探し出すこと。