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タグ:41 山沢損

山水蒙の初爻変、山沢損に之く

 

【読みかた】

・さんすいもう の しょこうへん、さんたくそん に ゆく

 

【キーワード】

・山水蒙:未成熟、無知、背伸び

・山沢損:減少

 

【表面に表れたヒント】

・辺りは昼なお暗く、目前には険しい山がそびえ、五里霧中、一寸先は闇の状態である。

・しかし停滞していてはいけない。目的を遂げるまで進まねばならないが、誰もすすんで導いてはくれない。

・虚心に信念をもって事に当たる以外に手立てはない。そうすれば道は開ける。

 

【ヒントを解釈する指針】

・強烈な衝撃に襲われる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・何か得たものだけ何らかの形で失うことになり、それに気がついて愕然とする。

 

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地沢臨の上爻変、山沢損に之く

 

【読みかた】

・ちたくりん の じょうこうへん、さんたくそん に ゆく

 

【キーワード】

・地沢臨:接近

・山沢損:減少

 

【表面に表れたヒント】

・気力充実、勢いがある。

・積極的に取り組むとよい。

・しかし、陽の気は進むのも早いが変わるのも早いことに気をつけること。

 

【ヒントを解釈する指針】

・下の者に対する態度が手厚い。人のために自分の活力を使うとよい。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・「損」とは下を減らして上を増やすことである。減らす対象と方法が理にかなったものならば、「損」は最も賢明な対応となる。

 

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山天大畜の三爻変、山沢損に之く

 

【読みかた】

・さんてんたいちく の さんこうへん、さんたくそん に ゆく

 

【キーワード】

・山天大畜:大きな抑制力

・山沢損:減少

 

【表面に表れたヒント】

・チャンス到来。

・蓄えたものを積極的に活かす時であり、活用すればするほど強力となる。

・外に出ること。望むものは内より外にある。

 

【ヒントを解釈する指針】

・仕上がるまでには先が長い。勝つことばかりを考えているといずれ敗れる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・何かを得ることによって、何かを失わなければならない。得ることだけを考えていると、いずれ行き詰まってしまう。

 

山雷頤の二爻変、山沢損に之く

 

【読みかた】

・さんらいい の にこうへん、さんたくそん に ゆく

 

【キーワード】

・山雷頤:あご、食を養う

・山沢損:減少

 

【表面に表れたヒント】

・口は災いのもと。

・たった一言が流れを変えることもある。

・生きる信条を何に求めるか、それで相手がどのような人か大体の見当がつく。

 

【ヒントを解釈する指針】

・分不相応な望みは身を滅ぼす。甘い考えを捨てないと周りから見放される。他人に依存しないこと。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・何かを失うことにより何かを得る。問題は何を失うかである。

・減らす対象と方法が理に適ったものであれば、損をしたとしても結局マイナスとはならない。

 

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火沢睽の四爻変、山沢損に之く

 

【読みかた】

・かたくけい の しこうへん、さんたくそん に ゆく

 

【キーワード】

・火沢睽:対立

・山沢損:減少

 

【表面に表れたヒント】

・思い通りにいかない。にらみ合ったまま互いに意地を張り合ってしまう。

・だが、いつまでも続くものではない。あまり気にしない方がよい。

・強引な手段は事態を悪化させることになる。

 

【ヒントを解釈する指針】

・誠意をもって話し合えば通じ合う。よきパートナーに巡り会う。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・新たに何かを掴むにはまず手の中のものを手放す必要がある。

 

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山沢損の初爻変、山水蒙に之く

 

【読みかた】

・さんたくそん の しょこうへん、さんすいもう に ゆく

 

【キーワード】

・山沢損:減少

・山水蒙:未成熟、無知、背伸び

 

【表面に表れたヒント】

・何かを得ることによりその分何かを失う。

・そして失ったものの大きさにやっと気がつく。

・気持ちを切り替えるしかない。形ではなく誠意が大切である。

 

【ヒントを解釈する指針】

・一旦決めたらぐずぐずせずにただちに取り掛かること。損して得取れ。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・虚心になって誠心誠意で事に当たれば自ずと道は開かれる。

 

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