天水訟の五爻変、火水未済に之く

 

【読みかた】

・てんすいしょう の ごこうへん、かすいびせい に ゆく

 

【キーワード】

・天水訟:争い

・火水未済:未完成

 

【表面に表れたヒント】

・予想もしなかった事が生じる。上からは押さえつけられ、下からは足もとをすくわれそうになる。

・心ならずも争い事に巻き込まれてしまう。正面から強引に突破するのは危険である。また、勝ったとしても後には結局何も残らない。

・言い分があってもそれは通らない。第三者に相談し転機を待つのがよい。

 

【ヒントを解釈する指針】

・初志貫徹により大願成就する。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・未完成、極まることはない。事が成就しようとして今一歩の所で足踏みしている状態であるが、ゆったりと落ち着いて待つ気持ちがあれば達成する。