山水蒙の上爻変、地水師に之く

 

【読みかた】

・さんすいもう の じょうこうへん、ちすいし に ゆく

 

【キーワード】

・山水蒙:未成熟、無知、背伸び

・地水師:軍隊、内なるエネルギー

 

【表面に表れたヒント】

・辺りは昼なお暗く、目前には険しい山がそびえ、五里霧中、一寸先は闇の状態である。

・しかし停滞していてはいけない。目的を遂げるまで進まねばならないが、誰もすすんで導いてはくれない。

・虚心に信念をもって事に当たる以外に手立てはない。そうすれば道は開ける。

 

【ヒントを解釈する指針】

・むやみに敵を作らないよう気をつけるとともに、同時に敵を味方にするように心掛けること。そのためには人を軽々しく判断しないこと。

・許すことと大目に見ることは同じではない。時には厳しく接することも必要である。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・隠れた険難がいつ噴き出してもおかしくない。負けると取り返しのつかない事態を招くことになる。

 


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