タグ：二爻変の記事一覧

 

【読みかた】

・たくてんかい　の　にこうへん、たくかかく　に　ゆく

 

【キーワード】

・沢天夬：決断

・沢火革：変革

 

【表面に表れたヒント】

・決断の時である。

・周到に用意しないと危険である。強行策ではいずれ行き詰まってしまう。

・しかし、十分用意してかかれば案ずることはない。

 

【ヒントを解釈する指針】

・意外な出来事に見舞われるが問題ない。

・恐れは実体のないものであり、自分自身の心の影である。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・機が熟すと不可能と思っていたこともあっさり実現する。

 

 

【読みかた】

・てんぷうこう　の　にこうへん、てんざんとん　に　ゆく

 

【キーワード】

・天風姤：出会い、遭遇

・天山遯：退却

 

【表面に表れたヒント】

・新たな出会いがある。

・すべてこの世は無数の出会いから始まるものである。

・いかなる意味を持つか後々明らかとなる。

 

【ヒントを解釈する指針】

・相手を甘く見てはならない。親切が仇となって返ってくる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・時の機微をよく把握して、時には進み、時には思い切って引き下がること。判断を誤ると手を焼く。

 

 

【読みかた】

・たくちすい　の　にこうへん、たくすいこん　に　ゆく

 

【キーワード】

・沢地萃：集まる

・沢水困：苦難、困窮

 

【表面に表れたヒント】

・人や者が集まり大いに賑わう。

・来る者は拒まず、去る者は追わず。

・しかし、集まりすぎると予期せぬ問題も多くなるので注意すること。

 

【ヒントを解釈する指針】

・類は類をもって集まる。互いにそれぞれを引き上げる。意外な果報がもたらされる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・困窮の中で知り合った仲間ほど頼りになる者はいない。

 

 

【読みかた】

・ちふうしょう　の　にこうへん、ちざんけん　に　ゆく

 

【キーワード】

・地風升：昇進

・地山謙：謙遜、柔和な人

 

【表面に表れたヒント】

・目的を目指して勢いよく昇り進む。

・妨げる者はいない。行けるところまで進むとよい。

・よき先輩に従うならば、何ら心配することはない。

 

【ヒントを解釈する指針】

・打算ではいずれ行き詰まるが、誠意はいつか通じる。表面的なことにこだわらず徹底して相手を信頼すること。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・十分誇るに足るものを持ちながら、あくまで謙虚であるならば、いつか周りは心服する。

 

 

【読みかた】

・たくすいこん　の　にこうへん、たくちすい　に　ゆく

 

【キーワード】

・沢水困：苦難、困窮

・沢地萃：集まる

 

【表面に表れたヒント】

・困窮する。しかし、どこにも逃げ道はない。

・苦しい時は何をしてもさらに苦しくなるだけである。

・言い訳をしないこと。さもないと余計事態は悪化する。時を待つしかない。

 

【ヒントを解釈する指針】

・余るのは不足よりもさらに危険である。得意な分野で破れる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・何事も適度が肝心である。何もかも急に集まり過ぎると大抵の場合乱れるものである。

 

 

【読みかた】

・すいふうせい　の　にこうへん、すいざんけん　に　ゆく

 

【キーワード】

・水風井：井戸、源

・水山蹇：障害

 

【表面に表れたヒント】

・波紋が思いがけない方向に広がる。

・慌てずに対応すること。動かずに見守ればよい。

・継続は力なり。これまでしてきたことを着実に続けること。

 

【ヒントを解釈する指針】

・水の乏しい井戸では役に立たない。中身の充実を図る時である。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・足が不自由で進めない。前途の困難に臆するよりも、まず足腰を鍛えること。

・但し、むやみやたらと突き進んでは危険である。