タグ:二爻変

天雷无妄の二爻変、天沢履に之く

 

【読みかた】

・てんらいむぼう の にこうへん、てんたくり に ゆく

 

【キーワード】

・天雷无妄:無邪気

・天沢履:踏む、導く

 

【表面に表れたヒント】

・何事も無心に取り組むならば、天は時に思いもかけない恩恵を授けてくれる。

・意識すると外れるが、忘れていると当たる。

・もし天の祐けを望むなら、無心になるしかない。

 

【ヒントを解釈する指針】

・時流に逆らわず小賢しい作為を廃するならば、そこに計算外の結果がもたらされる。

・潜在意識は良くも悪しくも自分の習慣的な考えを再生産していることを知ること。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・剛に対し剛で立ち向かえば双方の傷はより大きくなってしまう。だが、柔よく剛を制す、邪気のない無心の悦びならば無敵の剛にも勝つ。

 


♪♪シェアしてあとでチェック♪♪

山天大畜の二爻変、山火賁に之く

 

【読みかた】

・さんてんたいちく の にこうへん、さんかひ に ゆく

 

【キーワード】

・山天大畜:大きな抑制力

・山火賁:恩恵

 

【表面に表れたヒント】

・チャンス到来。

・蓄えたものを積極的に活かす時であり、活用すればするほど強力となる。

・外に出ること。望むものは内より外にある。

 

【ヒントを解釈する指針】

・うまい話には落とし穴がある。踏みとどまって進まない方がよい。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・表面的な華やかさに惑わされてはいけない。実体と見せかけの間には落差がある。

 


♪♪シェアしてあとでチェック♪♪

山雷頤の二爻変、山沢損に之く

 

【読みかた】

・さんらいい の にこうへん、さんたくそん に ゆく

 

【キーワード】

・山雷頤:あご、食を養う

・山沢損:減少

 

【表面に表れたヒント】

・口は災いのもと。

・たった一言が流れを変えることもある。

・生きる信条を何に求めるか、それで相手がどのような人か大体の見当がつく。

 

【ヒントを解釈する指針】

・分不相応な望みは身を滅ぼす。甘い考えを捨てないと周りから見放される。他人に依存しないこと。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・何かを失うことにより何かを得る。問題は何を失うかである。

・減らす対象と方法が理に適ったものであれば、損をしたとしても結局マイナスとはならない。

 


♪♪シェアしてあとでチェック♪♪
カテゴリー

沢風大過の二爻変、沢山咸に之く

 

【読みかた】

・たくふうたいか の にこうへん、たくざんかん に ゆく

 

【キーワード】

・沢風大過:大きな重荷

・沢山咸:感化、求愛

 

【表面に表れたヒント】

・荷を満載した船で荒れて危険な川を渡ろうとしている。

・伸るか反るか、やってみないことには分からない。

・乗り切ることによって初めて展望が開けてくる。

 

【ヒントを解釈する指針】

・天の理に沿うものならば、過度も転じて適度となる。良きパートナーが現れる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・感動し無心に対応するならば、善悪を問題とするべきではない。理屈ではないからである。

・内に潜められた無限の可能性を信じること。

 


♪♪シェアしてあとでチェック♪♪

坎為水の二爻変、水地比に之く

 

【読みかた】

・かんいすい の にこうへん、すいちひ に ゆく

 

【キーワード】

・坎為水:水、底知れないもの

・水地比:統合

 

【表面に表れたヒント】

・状況は険しい。

・一難去ってまた一難。しかし、焦ってはならない。

・やり方次第で災いは福となる。

 

【ヒントを解釈する指針】

・難関を突破する決め手がない。しかし、踏み止まって後退しない限り道は開ける。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・人々が集り、助け合って道が開ける。

 


♪♪シェアしてあとでチェック♪♪
カテゴリー

離為火の二爻変、火天大有に之く

 

【読みかた】

・りいか の にこうへん、かてんたいゆう に ゆく

 

【キーワード】

・離為火:火、まといつくもの

・火天大有:大いなる所有

 

【表面に表れたヒント】

・新たな段階に踏み出す時である。

・新たな関わりが始まる。

・問題はいかに関わるかである。

 

【ヒントを解釈する指針】

・理想的な関わりを活用する機会が到来した。今や盛運の時、積極的に取り組むとよい。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・大いなる蓄積を活用し、さらに充実を図って大いに前進する時である。

 


♪♪シェアしてあとでチェック♪♪