タグ:上爻変

雷火豊の上爻変、離為火に之く

 

【読みかた】

・らいかほう の じょうこうへん、りいか に ゆく

 

【キーワード】

・雷火豊:豊富

・離為火:火、まといつくもの

 

【表面に表れたヒント】

・思い通りに事が運ぶ。

・慎重に対応すればますます勢いが盛んとなる。

・しかし、それを当然と考えたのではいずれその好調さが仇となる。

 

【ヒントを解釈する指針】

・豊かさに目を奪われてひたすら追いかけてきたが、気がつくといつの間にか孤立してしまっている。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・人には、生涯離れられない関わりがある。時に利をもたらすその関わりも、しばしば孤独をもたらすものである。

 


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火山旅の上爻変、雷山小過に之く

 

【読みかた】

・かざんりょ の じょうこうへん、らいざんしょうか に ゆく

 

【キーワード】

・火山旅:さまよう人、不安定

・雷山小過:少なすぎる、些細なこと

 

【表面に表れたヒント】

・思い通りに事が運ばない。

・相談する相手もいない。孤独感に襲われる。

・しかし、失意は次の得意に移るための通過点でもある。

 

【ヒントを解釈する指針】

・笑っていられるのも最初の内だけである。呑気に構えていると危険である。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・積極的に動くのはよくない。ここはひたすら身をひそめて耐え忍ぶしかない。

 


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巽為風の上爻変、水風井に之く

 

【読みかた】

・そんいふう の じょうこうへん、すいふうせい に ゆく

 

【キーワード】

・巽為風:温和

・水風井:井戸、源

 

【表面に表れたヒント】

・不安で仕方がない。

・相手の言う通りに素直に従えばよい。

・覚悟を決めて打ち明ければ、方法は見つかる。

 

【ヒントを解釈する指針】

・正しく従うこと。自主的に従うということであり、盲従すればよいということではない。そうでないと肝心な時に役に立たない。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・一貫性がないと人は集まってくれない。継続は力なり。中断すればこれまでの努力が水泡に帰すことになる。

 


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兌為沢の上爻変、天沢履に之く

 

【読みかた】

・だいたく の じょうこうへん、てんたくり に ゆく

 

【キーワード】

・兌為沢:悦び、楽しいもの

・天沢履:踏む、導く

 

【表面に表れたヒント】

・楽しみがもたらされる。

・楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるのである。ささやかなことでも、心から笑ってみるようにすればよい。

・楽しみは分かち合うことでさらに楽しくなる。

 

【ヒントを解釈する指針】

・本当の悦びは、他人の悦びを自分の悦びとすることである。周りに悦ばれる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・柔よく剛を制す。邪心のない悦びは無類の力を発揮する。

・愛と信頼、誠実と調和を悦びの糧とすること。

 


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風水渙の上爻変、坎為水に之く

 

【読みかた】

・ふうすいかん の じょうこうへん、かんいすい に ゆく

 

【キーワード】

・風水渙:分散、散らす

・坎為水:水、底知れないもの

 

【表面に表れたヒント】

・気がかりなことが解決する。

・足場を固める時である。

・悩み事と一緒に緊張感まで失ってしまっては何にもならない。

 

【ヒントを解釈する指針】

・険難の渦中から抜け出すには欲望を散らすしかない。核心から離れることで悩みが解消する。

・回り道が結局は近道となる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・場所を移さない限り、険難の流れをせき止めることは不可能である。

 


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水沢節の上爻変、風沢中孚に之く

 

【読みかた】

・すいたくせつ の じょうこうへん、ふうたくちゅうふ に ゆく

 

【キーワード】

・水沢節:限界、節度

・風沢中孚:誠実

 

【表面に表れたヒント】

・何事にも潮時がある。ほどほどにして手を打つこと。

・意地を張ると後悔することになる。

・過ぎたるは猶及ばざるが如し。

 

【ヒントを解釈する指針】

・苦し紛れに無理をしても、それは長続きしない。行えばいずれ行き詰まってしまう。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・互いに悦んで従うからこそ信頼関係が生じるのである。信頼がなければいずれ行き詰まる。

 


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