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天地否の三爻変、天山遯に之く

 

【読みかた】

・てんちひ の さんこうへん、てんざんとん に ゆく

 

【キーワード】

・天地否:停滞

・天山遯:退却

 

【表面に表れたヒント】

・リズムが変調し、歯車が噛み合わない。何をするにも気力が湧かない。

・迷い悩み、行き詰まる。しかし、閉塞状況は生きている限り誰の上にも等しく起こることである。

・腰を据えて時の来るのをひたすら待つ。そして次の飛躍に備えること。

 

【ヒントを解釈する指針】

・恥を忍んで事に当たること。よほどの覚悟がないと現状は打開できない。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・退くこと。手放せば道は開かれる。こだわりを捨てなければ解決の道はますます遠のいてしまう。

・もがけばもがくほど転落が早められてしまう。

 


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天火同人の初爻変、天山遯に之く

 

【読みかた】

・てんかどうじん の しょこうへん、てんざんとん に ゆく

 

【キーワード】

・天火同人:協力

・天山遯:退却

 

【表面に表れたヒント】

・同じ考えをした者が周りに集まってくる。類は友を呼ぶ。

・常識にとらわれず、また小異にこだわらず、今は果敢に進むべき時である。

・好機を逃してはならない。

 

【ヒントを解釈する指針】

・これまでの自分の殻から抜け出すこと。手法を変えてみるとよい。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・「遯」とは退くこと、身を引くことを示す。進むか去るか、決断をしなくてはならない。

・歩む道に気を配ること。いかなる道を歩もうとも天は全て見ている。

 


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沢山咸の上爻変、天山遯に之く

 

【読みかた】

・たくざんかん の じょうこうへん、てんざんとん に ゆく

 

【キーワード】

・沢山咸:感化、求愛

・天山遯:退却

 

【表面に表れたヒント】

・物事の始まる時。

・すべては無心に感じることで始まる。

・正しい感応でないと感動はすぐに冷めてしまう。

 

【ヒントを解釈する指針】

・雄弁は銀、沈黙は金。口の巧い者に警戒すること。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・最善の選択は、あっさり背中を向け、即刻退くことである。

 


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天山遯の初爻変、天火同人に之く

 

【読みかた】

・てんざんとん の しょこうへん、てんかどうじん に ゆく

 

【キーワード】

・天山遯:退却

・天火同人:協力

 

【表面に表れたヒント】

・核心から遠ざかること。

・身を引くことによって事態は好転する。

・一刻も早い方がよい。

 

【ヒントを解釈する指針】

・退くタイミングをすでに失っている。仕方がない。今は動かず静観すること。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・志を同じくする者で力を合わせる。同志を募るには身内や仲間にこだわらず、世間の評判や権威にとらわれないこと。

 


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天山遯の二爻変、天風姤に之く

 

【読みかた】

・てんざんとん の にこうへん、てんぷうこう に ゆく

 

【キーワード】

・天山遯:退却

・天風姤:出会い、遭遇

 

【表面に表れたヒント】

・核心から遠ざかること。

・身を引くことによって事態は好転する。

・一刻も早い方がよい。

 

【ヒントを解釈する指針】

・一旦腹をくくった以上、計画を変更しない方がよい。

・たゆまない努力により必ず回答が得られる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・未知との遭遇、異質なものとの出会いにより転換のきっかけが生じる。

 


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天山遯の三爻変、天地否に之く

 

【読みかた】

・てんざんとん の さんこうへん、てんちひ に ゆく

 

【キーワード】

・天山遯:退却

・天地否:停滞

 

【表面に表れたヒント】

・核心から遠ざかること。

・身を引くことによって事態は好転する。

・一刻も早い方がよい。

 

【ヒントを解釈する指針】

・誤解を恐れていては何もできない。くよくよと思い悩むばかりではさらに事態は悪化する。

・正しいと思うことをすればよい。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・塞がる、行き詰まる。それは無為無策がもたらすものであり、ある意味では自業自得といえる。適正な判断力を欠き、ますます事態は悪化する。

 


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