タグ:三爻変

乾為天の三爻変、天沢履に之く

 

【読みかた】

・けんいてん の さんこうへん、てんたくり に ゆく

 

【キーワード】

・乾為天:創造、男性原理、顕在意識

・天沢履:踏む、導く

 

【表面に表れたヒント】

・目に見えない強い力(陽の気)が周囲に満ちている。

・強力な波長ゆえ危険も含んでいる。瞬発力を秘めているので安易に取り組むと後悔する。

・逆転の気運があり、いつも破れる者が勝ち、いつも勝っている者が敗れる。

 

【ヒントを解釈する指針】

・小さな過失が流れを変える。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・機械的に淡々と事を処理すると後で悔やむことになる。機略を尊重し、機先を制することが大事である。順序を踏んだ上で、準備を整えてから動く方がよい。

・リラックスすること。

 


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坤為地の三爻変、地山謙に之く

 

【読みかた】

・こんいち の さんこうへん、ちざんけん に ゆく

 

【キーワード】

・坤為地:受容、女性原理、潜在意識

・地山謙:謙遜、柔和な人

 

【表面に表れたヒント】

・穏やかな日差しを浴びたような満ち足りた気分に包まれる。問題はそれをいかに持続させるかである。

・先頭に立ち他を率いる立場に就くと迷いが生じる。一歩下がって、人を敬い、相手を立てるようにして従うなら、困難な問題に遭っても心配することはない。

・無気力な盲従はいけない。積極的な従順を心掛けること。気の合う友と行動を共にすればそれぞれ持てる真価を発揮できる。

 

【ヒントを解釈する指針】

・功を誇らず、あえて隠すようにすること。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・誇りとするのに足りるものを持ちながらあえて自負せず隠すなら、効果はより大きくなり、威力はますます強力になる。

 


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水雷屯の三爻変、水火既済に之く

 

【読みかた】

・すいらいちゅん の さんこうへん、すいかきせい に ゆく

 

【キーワード】

・水雷屯:困難、試練、忍耐、希望

・水火既済:成就

 

【表面に表れたヒント】

・草創期の悩み、生みの苦しみに直面する。

・無から有を生み出すには想像をはるかに超えるエネルギーが必要となる。意欲だけでは乗り切れない。しかし、決して諦めないこと。

・但し、軽率な前進は危険である。

 

【ヒントを解釈する指針】

・欲を出して深追いすれば傷はさらに大きくなる。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・事が成就した以上、将来に備えてひたすら守りに徹すること。

 


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山水蒙の三爻変、山風蠱に之く

 

【読みかた】

・さんすいもう の さんこうへん、さんぷうこ に ゆく

 

【キーワード】

・山水蒙:未成熟、無知、背伸び

・山風蠱:腐敗

 

【表面に表れたヒント】

・辺りは昼なお暗く、目前には険しい山がそびえ、五里霧中、一寸先は闇の状態である。

・しかし停滞していてはいけない。目的を遂げるまで進まねばならないが、誰もすすんで導いてはくれない。

・虚心に信念をもって事に当たる以外に手立てはない。そうすれば道は開ける。

 

【ヒントを解釈する指針】

・誘惑の甘い香りに目が眩む。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・惑わしたぶらかす蠱惑(こわく)の虫が周りにうごめいているので用心しないと危険である。

 


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水天需の三爻変、水沢節に之く

 

【読みかた】

・すいてんじゅ の さんこうへん、すいたくせつ に ゆく

 

【キーワード】

・水天需:待つ、好機到来

・水沢節:限界、節度

 

【表面に表れたヒント】

・ひたすら待つ。しかし、意味もなく漫然と待つのでは正しく待つことにはならない。それは単に無気力で怠惰な姿勢である。それでは転機は訪れない。

・はやる気持ちを抑え準備万端整えて積極的に待つならば好機の到来は近い。水気は蒸発して雲となり天空を覆っているが、今に慈雨となって降り注ぐ。

・チャンスをつかむ絶好の機会を目前にしている。

 

【ヒントを解釈する指針】

・事態は悪化しているが、冷静に対処すれば切り抜けることが出来る。

・恐怖とは間違ったことを信じることである。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・調節、区切りを表すが、頃合いを利かせるには先ず節制しなければならない。猪突猛進は最もいけない。

 


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天水訟の三爻変、天風姤に之く

 

【読みかた】

・てんすいしょう の さんこうへん、てんぷうこう に ゆく

 

【キーワード】

・天水訟:争い

・天風姤:出会い、遭遇

 

【表面に表れたヒント】

・予想もしなかった事が生じる。上からは押さえつけられ、下からは足もとをすくわれそうになる。

・心ならずも争い事に巻き込まれてしまう。正面から強引に突破するのは危険である。また、勝ったとしても後には結局何も残らない。

・言い分があってもそれは通らない。第三者に相談し転機を待つのがよい。

 

【ヒントを解釈する指針】

・話のよく分かる年上に従えばよい。

 

【背後に隠された微妙な機微】

・未知との遭遇、異質なものとの出会いが起こる。当事者以外の第三者を交えて流れを変えた方がよい。

 


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